幸せな小金持ちへの道―お金と気持ちよく付き合う方法

長財布

お金にも人格があり、好きな人のところにはお金が戻ってくる⁉

かつての私は、お金はあればあるだけ使ってしまい、お金をコントロールできてなかったのですが、なぜかお金に困ることはあまりありませんでした。

私の実家は決して裕福なわけではなく、ごく普通の一般家庭でしたが、お金がないなぁと思っていると、両親がちょっとしたお小遣(こづか)いをくれたり、姉が洋服や本などをくれたり…

小遣(こづか)いが足りなくて母にお金を借りることもありましたが(汗)、不思議なことにお金がなくなると、どこからともなくお金が入ってきたり、お金を使わずに済んだりして、助かることが多かったのです。

私はお金を扱うことに興味があったので、コンビニバイトをしていたときは、レジの中にお金がちゃんと入っているか数えたり、お客さんにお釣りを数えてお金を手渡したりすることは、(まった)く苦になりませんでした。

最近は自動でお金を数えてお釣りを出すレジが増えてきて寂しい限りですが。

と、それはさておき、私はとにかくどんなに小さなお金でも大切に丁寧(ていねい)に愛着を持って扱っていたのです。

『稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?』の著者である税理士の亀田潤一郎さんによると、お金をどう使うかという問題の前にお金に対する「気遣(きづか)い」が重要で、お金にも人格があるものとして、お金を大切に扱う人はお金に好かれ、そういう人のところにはお金が戻ってきてくれるそうです。

いま思えば、お金そのものが好きで、お金を丁重(ていちょう)にもてなしていた私のところに、お金がいろんな形で戻ってきてくれていたのかもしれません。

そう言えば、父が生前「相手に好かれたいと思ったら、自分が相手を好きになりなさい。そうすれば、相手も自分のことを好きになってくれるから」と教えてくれたなぁ。

父はお金は想定していなかったと思いますが(苦笑)

お札は上向き下向きどちらに揃えて財布に入れた方がいいか

どんなに小さなお金でも丁寧(ていねい)に扱うのは今でも変わりませんが、現在はお金のしまい方にも気をつけています。

まず、私はいつもお札の頭が(すべ)て下向きになるように(そろ)えてお金を財布にしまっています。

こうすると「お金が入りやすくて出にくい」と言われているからです。

福沢諭吉さんたちがどんどん財布に入って来て、そのまま長居(ながい)してくれるイメージです。

ちなみに、お札の頭が上向きになるように(そろ)えて入れた方がいいという考え方もあります。

「お金は天下の回りもの」と言われますが、世のため人のためになる使われ方をするよう、お札の頭を上向きにして気持ちよく送り出すのだそうです。

スーパーマンのように必要とされている所へ飛び立っていく福沢諭吉さんたちを「いってらっしゃーい。帰る前に連絡してね」と笑顔で送り出すイメージでしょうか。

いずれにしても、税理士の亀田潤一郎さんによれば、お金はきれい好きなので、財布の中にきれいにお札の向きを揃えて入れてお金を「気遣(きづか)う」ことが重要で、上向き下向きどちらでも好きな方でいいそうです。

縁あって来てくれたお金は、長財布に入れて快適に過ごしてもらう

また、大切なお金を折り曲げたくないので長財布を使っています。

二つ折りの財布はコンパクトで便利なのですが、お札が折れ曲がってしまい、お金にとって居心地の良い場所とはいえません。

私を選んでやって来てくれたお金を、広々とした空間を準備してお出迎えするために長財布を使っているのです。

財布の中をお金にとって快適な空間にするために、財布の中身の整理は欠かせません。

カード類はよく使うものだけ厳選して入れるようにしたり、小銭(こぜに)が増えないよう工夫してお金を払ったりして、財布がパンパンにならないよう気をつけています。

こうすると、財布の中がスッキリするだけでなく、ポイントカードに振り回されて無駄(づか)いすることが減りますし(今はアプリという強敵がいますが…)、お金を払うとき瞬時に計算するので頭の回転が速くなりボケ防止にもなります。

代金618円を払うときに、お釣りを505円にしたくて1,123円差し出すと、店員さんに怪訝(けげん)な顔をされることもありますが(苦笑)

レシート類は(すべ)て財布から出し、家計簿をつけて財布に入っているお金が1円単位まで帳簿上の数字と合っているか確認したら処分します。

ときどき数字が合わなくて悪戦苦闘するときもありますが、数字がピタッと合ったときは何とも言えない達成感があります。

ちなみに、税理士の亀田潤一郎さんによると、稼いでいる経営者はみな美しい長財布を使っているそうです。

お金は支払う相手のことも考えて丁寧に送り出すと戻ってきてくれる⁉

私は買い物や食事をしてお金を払うとき、相手(対応してくれた店員さん)から見てお札が正面に来るように丁寧にお金を渡し、お釣りやレシートなどをもらうときは、必ず「ありがとうございます」「ごちそうさまでした」と心を込めて言うようにしています。

店員さんたちがいつも対応してくれるおかげで私の生活が成り立っているので、感謝の気持ちを伝えているのです。

また、きれいなお金をもらえた方が相手も嬉しいと思うので、お祝い金やお年玉などは、必ず折り目やしわのないピン札を準備して渡すようにしています。

もちろんお札の向きは(すべ)(そろ)えます。

税理士の亀田潤一郎さんによると、お金に好かれる人たちは、基本的に新札で代金を支払い、新札がないときは「すみません、古いお札で」と言いながら支払うそうです。

稼ぐ人は常に他人のことも気遣(きづか)い、お金を受け取る相手のことも考えているのです。

私は代金を新札で払うことまではできていませんが、いつもお金を受け取る相手のことも気遣(きづか)っていると、周りの人が親切にしてくれたり、お金が戻ってきてくれたりするような気がします。

まさかの週休5日制(!)を実現されている大原(へん)()さんの著書『年収90万円で東京ハッピーライフ』には、次のように書かれています。

外貨を含めたらいったい世の中にどんだけのお金があるのか知りませんけど、その途方もない量の中から、このお金たちはなんでわたしのところに来てくれたんだろう、って思うと可愛くないですか?

お金の立場になってみるとよくわかります。いま地球の人口が約73億人とか言われてますよね。そうすると73億人の中から誰のところに行くのか、わたしを選んでわざわざ来てくれたって、なんかありがたいことだなー、と。せっかくウチの財布にお越しいただいたんだから、絶対に無下に出来ない、と思う。

大原(へん)()さんは自分がお金だったらどんなふうに扱われたいか考え、お金を大事に大事に使っているそうです。

そうすると、家賃の更新などまとまったお金が必要なときに臨時の仕事が舞い込んできたりして、お金が友達のように助けてくれてお金に困ったことがないそうです。

これからどうするか

財布にお札の向きを(そろ)えて入れるのは基本中の基本ですが、今後もお金が長居したくなるよう財布の中身をこまめに整理してきれいにしたり、お金が戻ってきてくれるように、自分が本当に使いたいと思うことや世のため人のためになることにお金を使って、お金を気持ち良く送り出したりしていけたらと思います。

参考文献


『稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?』亀田潤一郎さん(2010年 サンマーク出版さん)
『年収90万円で東京ハッピーライフ』大原扁(へん)理(り)さん(2016年 太田出版さん)