プロローグ

世界の三大心理学者の一人として知られるアルフレッド・アドラー博士によると、
「世界はどこまでもシンプルであり、人は今日からでも幸せになれる」という。
(岸見一郎さん、古賀史健さん 共著『嫌われる勇気』より)

かつての私は、いつも他人と自分を比べ卑屈(ひくつ)になっていました。 大学受験、就職活動で失敗し、資格試験でも失敗。

運良く仕事に()けても、社内の人間関係に悩み、仕事と勉強や家事との両立(りょうりつ)が うまくいかずに悩み、これは自分が本当にやりたい仕事なのかと悩み…

そして今思えば、洋服やモノをたくさん買ったり、お菓子などを一気に大量に 食べたり、
何か良い方法はないかと(むさぼ)るように本やネットで情報を集めたり、 SNSにハマったり、
愚痴(ぐち)を言ったりして、そんな心の隙間(すきま)()めようとしていた 気がします。

もちろん、そんなことで問題は解決しませんでした。
問題が解決するどころか、たくさん洋服はあるのに何を着たいか分からないし、
いつもダイエットのことで頭はいっぱい。

憂鬱

本を読んだだけで分かった気になり行動に移すことはほとんどなく、
気づけばダラダラとネットサーフィン。

いつしかSNSも苦痛(くつう)になり、愚痴(ぐち)を言っても一時的に気持ちが晴れるだけで、
結局自分も(まわ)りの人も不愉快(ふゆかい)な気分になるだけ…

なんだか分からないうちに、お金も時間も、そして心の余裕(よゆう)もなくなって いきました。
そう、自分で事態(じたい)をどんどん複雑(ふくざつ)にしてしまっていたのです。 シンプルなはずの世界を…

このサイトでは、そんな日々から()け出して幸せになるために試行(しこう)錯誤(さくご)してきたことについて
書いていきたいと思います。
私と同じような悩みを(かか)えている(かた)が、何かヒントや気づきを得られましたら(さいわ)いです。

筆歌(ふでか)


みんなが幸せになる方法
(アドラー心理学をベースにして作成)

ありのままの自分を受け入れ、今あるものに感謝し、今の自分より少しでも成長しようと、
他の人と比べず、過去も未来も見ずに、今を真剣に丁寧(ていねい)に生きる。
やりたいことも、やるべきことも、(さき)()ばししない。

他の人のことも、ありのまま受け入れて尊重(そんちょう)する。
いつでも力になると伝え、相談しやすい雰囲気(ふんいき)を作り、他の人と適度な距離((たも)つ。
助けを求められない限り、他の人が自分で解決すべき問題には立ち()らない。

他の人と(した)しくなりたいときは、まず自分から相手を無条件(むじょうけん)信頼(しんらい)し、見返(みかえ)りを求めない。
その人が興味を持っていることに関心(かんしん)を寄せて共感し、
苦楽(くらく)(とも)にして対等(たいとう)な横の関係を(きず)いて仲間になる。

喜びや感謝の気持ちを伝えることで仲間を勇気づけ、いま自分が与えることができるものを仲間に与え、
仲間と喜びも豊かさも分かち合う。
どうしても自分で問題を解決できないときは、仲間に助けを求めたっていい。

どんな状況でも()()き「私は一人じゃない」という安心感を仲間に与え、
自分は誰かの力になっている、だから特別な存在でなくても私には私にしかない価値があるんだ、と自分の価値を実感(じっかん)する。
他の人に自分の価値を認めてもらう必要などない。

そして、勇気を出して誰かを愛することを決意する。
いつも自分のことばかり考えて愛されようとしていた子ども時代のライフスタイルと決別(けつべつ)して自立し、
愛する人がその人らしく生きることをサポートする。
いつ別れが来ても後悔(しないよう、愛する人と過ごす「今」を大切にして幸せを感じながら。

これらのことを実践(じっせん)することはとても難しいですが、勇気を出して私から始めてみようと思います。
私たち一人一人がこれらを行動に移していけば、 みんなが幸せに生きられると信じて…

参考文献

『嫌われる勇気』岸見一郎さん、古賀史健さん(2013年 ダイヤモンド社さん)
『幸せになる勇気』岸見一郎さん、古賀史健さん(2016年 ダイヤモンド社さん)